2018年米朝首脳会談

      2018/06/23

本日6月12日、米朝首脳会談がシンガポールにて開催された。
マンデーンの技法・占術について全く詳しくないが素人なりに見てみた。

【6/13追記:会議開始時間が1時間ずれていた(10:00 AM → 9:00 AM)ので、記事の内容を大幅に変更しました】


Mundane chart: 2018 North Korea - United States summit
Date: 2018/6/12
Time: 9:00 AM
Place: Capella hotel, Singapore City, Singapore (103E49'28", 1N14'58" / GMT+8:00)

3行でまとめ

・総合的にあまり良いチャートとは言えない。ラーシ1室周りの吉凶解釈が難しい
・ナヴァムシャを含めて見ると、今回の会議による先行きの不穏さが倍加する
・「裏切り」「交渉決裂」「突然の中断」を示すコンビネーションはあるか?



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この会談は成功か?

ラーシはふたご座ラグナ。1・4室支配の水星が1室に在住し、8・9室支配の方位の力を得た土星からアスペクトを受けている。これ自体は悪くない。

2室支配星の月は12室おうし座に3度間際の最も高揚した状態で在住し、5・11室支配の金星と2 - 12室で星座交換している。

しかし月は新月寸前で非常に暗く、3室支配の太陽とコンジャンクトしている。2室金星はラーフとコンジャンクトしている。

2室、12室の両方の部屋に吉星と凶星が1つずつ在住し、ラグナは合計4惑星から挟撃を受けている。後述のPACも合わせて総合的には凶寄りと判断したが、様々な要素により特に1室周りの吉凶が混合しており、かなり読みにくいと感じた。

これは、同日出された共同声明の内容を表しているとも言える。一体どの部分が吉(達成事項)でどの部分が凶(課題案件)なのか。その吉凶は両国間で共有されているのか。

アメリカにとっては北朝鮮のCVID(Complete, Verifiable, Irreversible, Dismantlement、完全かつ検証可能で非可逆的な非核化)、北朝鮮にとっては自身の体制保証が目下最大の関心事である。

少なくとも前者の非核化に関して、北朝鮮側は「取り組む」という表現に留まったのに対し、後者はアメリカより体制保証を約束する旨が各々声明に盛り込まれた。

今回の会談は歴史的な出来事には間違いないものの、日本も含めた周辺国及びアメリカの地政学的な観点から北朝鮮のCVIDは必須事項であり、本会談の真の成果は? という問いに対する答えは苦しい気がする(トランプ大統領も報道記者からの突っ込みに対し、1日の会談で完全非核化に踏み込むのは時間が足りなかったと言っている)。

マンデーンで政府間の交渉や戦争を表す7室は8・9室の土星が在住している。これ単体だけ見えば可もなく不可もなくという感じだが、隣の8室と合わせて考えるとかなり不穏な雰囲気になっている。火星は6・11室支配で機能的にも凶星の状態で8室やぎ座で高揚し、ケートゥとコンジャンクトしている。

また、この火星・ケートゥは8・9室支配の逆行土星と7・10室支配の逆行木星からダブルアスペクトを受けている。交渉の行方という観点から決裂した場合のことを考えると、これらの配置・アスペクトはどう考えても良くない。

今後も米朝の交渉は継続するはずだが(少なくとも、トランプ大統領は金委員長と今後何度も会うだろうと語っている)、仮に決裂した場合どうなるか予断を許さない。文字通り8室が「火」種になっているようにも見える。

以上のように、マンデーン占術の素人が1室 / 7室を中心に見るだけでも、少なくとも今回の会談がスパッと竹を割るような内容ではなさそうなことが分かるし、実際に会談後の首脳声明がそれを示している。

ナヴァムシャはラーシの不吉なコンビネーションを増強する

ナヴァムシャを見ても、ラーシでの良くないコンビネーションを補強するような内容になっている。火星が1室おうし座に在住し、ナヴァムシャでは7・12室支配で7室にアスペクトバック。7室にはラーシのラグナロード水星が在住し傷付いている。

ナヴァムシャ12室には8・11室支配の木星が12室に在住で土星から10室目のアスペクトを受けている。土星が9・10室支配の機能的吉星になっていることを差し引いてもこれは不吉な配置である。

ラーシで2室支配星の月と、同じくラーシで8・9室支配星の土星が3-9室で軸を形成し、さらに星座交換しており、吉凶の混迷さが増している。

ラーシでは1・7室支配星の各々のポジション関係は5-9でパッと見は良さそうにも見えるが、ナバムシャでは6-8で困難な関係にある。

以上のことから、課題の大きさや困難さが、このナヴァムシャのコンビネーションでより一層補強されていると判断した。

今後どうなるか

過去数十年に渡り、今までの北朝鮮との交渉は約束の反故と裏切りの連続に終わっていると言ってよい。

今回の会談のマンデーンチャートからそのような兆候の有無を読み取ろうとしたが、力不足で分からなかった。

人間のチャートであれば、1室と8室および各々支配星のPAC、約束の誠実な履行を担保する道徳性から木星の傷付き具合を見る。

そこから類推すると、この8室の状況は非常に不吉である。正直なところ、今後いつ交渉が決裂してもおかしくない。

マンデーンの技法の中には、更なる「突然の交渉の中断」や「裏切り」を示すコンビネーションがあるいはあるかもしれない。

終わりに

マンデーンのリーディング結果を考慮に入れても入れなくても、今回の米朝会談でおよそ懸案事項の片が付いたとはとても言い難い状況ですし、今後も両国共に予断を許さない神経質な交渉が続きそうです。

 - マンデーン