運命を理解する切り口06・CAEによる問題解決のプロセス(中編)

      2018/07/15

引き続き、CAEを使ってモノを設計する上での困りごとを解決する行為と、インド占星術の技法を使って人生での困りごとを把握し解決する行為が、実は本質的に同じなのではないか? ということを比較していく。

前回の記事で式という言葉が何回か出てきたが、KNラオ先生が何かの自身の本で、

「占星術はフォーミュラ(数学の公式)のように問題を解決できるわけではない」

と説いていた。

ちょっと待ってほしい。それは記述する式の程度による

この考えはこの一連の記事の根幹に関わる着想だ。詳細はもっと後のほうの記事で説明したい。

人生そんなに甘くないよね

そもそも、人生で起こるいろいろな出来事が y = ax のような線形(直線的な変化)で表現できないことは、大人や、小さい子どもでも経験や直感で知っている。

あなたがもし、

”私の”成果(y)は必ず努力(a)に比例するんだ!」と冗談ではなく本気で力説したのなら、

あなたに何か言ってくれる人が「いやまあ、そういう時があるかもしれないけど、人生そんなにうまくいかないことのほうが多いよ」とやんわりとクギを刺してくれるはずだ。

気の置けない友人なら、あるいは「バカかお前?」と罵られるかもしれない。

もしも周囲に誰も否定する人がいなかったら、あなたは裸の王様になっていると断言できる。



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人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ

あなたは今、小さい子どもであるとし、

昼間に公園や幼稚園、保育園にある砂場にいて、砂遊びをしているとしよう。

ここで、

y = 公園の砂場で作った山や川

a = 砂場でいろいろな形を作る器用さ

x = あなた自身の活動

からなる、y = ax という式を立ててみる。

あなたが一人だけで山や川を砂場で作るのなら、その結果(y)はあなたの砂から形を作る才能(a)と活動(x)を掛け合わせた何かに比例する、と言えるかもしれない。

しかし、現実はかならずしもこうではない。

上の式 y = ax の中には、他人の介入を表す項や係数が入っていない。

あなたには手伝ってくれる友達がいるかもしれないし、横やりを入れる嫌な奴がいるかもしれない。

なにより、あなたの行為を誰も見ていないという保証はない。

いい奴!

砂場であなたが山や川を作っていると、あなたの友達が「ねー何やってるの?」と近づいてきた。

ここであなたが、「いっしょにお山作らない?」と誘うと「いいよやろー」と手伝い始めてくれた。

その時点で右辺の ax に相当する項が変化する

そして変化した後の項が線形(直線的)である保証はどこにもない。

あなたとその友達の関係や相性によって、出来上がる山や川の出来栄え(左辺のy)が大きく変わるのは経験で理解しているはずだ。

それは、友達という存在の協力で変化した右辺の項の複雑さを表しているのかもしれない。

やな奴!

さて、ノリノリで砂場で遊んでいて、あと一歩で完成というところでイヤな奴がやってきた。

あなたを嫌っているそいつは、「〇〇(あなたの名前)のくせにこんなの作って生意気だー」と言いながら(ジャイアンか?)、せっかく作った山や川を突然ぶっ壊してきた。

その時点で左辺の y が変化する

砂から形を作る才能(a)と活動(x)を掛け合わせた何かに比例して山や川(y)ができると思っていたのに、実際にはゼロか、ゼロに近いものしか残らなかった。

あなたは泣いた。

「努力は必ずしも報われない」という言葉がこの場合適切かどうかは分からないが、この突然の横ヤリを少しは表せているかもしれない。

また、「成果は必ず努力に比例する」のステレオタイプな反例の一つと言えるかもしれない。

もちろん世の中はジャイアンで溢れているわけではない。

「捨てる神あれば拾う神あり」という言葉もある。

砂場は管理されている場所だった

不運にも手伝ってくれる友達が現れず、かつ幸運にも横やりが入らなかった場合を考えてみよう。

あなたは一人で黙々と砂場で山と川を完成させた。

「やったー!」と言って満足感を覚え、あなたは作った山や川はそのままで、使った道具だけお片づけをして家に帰った。

次の日に砂場に行ってみると、せっかく作った山や川はきれいさっぱり無くなっていた。

つまり左辺のyがゼロになったのだ。

「なんでー? せっかく作ったのに!」とあなたは地団駄を踏んでとても悔しがった。

しかしそれは当然のことだった。

実は、その砂場は管理する人がいた。

その公園、幼稚園あるいは保育園の砂場は、遊ぶ子ども達に万一の危険がないよう、就業時間が終わる間際に管理者が砂場を確認し、もし砂場の状態が大きく変わっていたら、整地するというルールになっていた。

あなたが家に帰った後、砂場を管理する人がトンボを使って砂場を平らに均したのだ。

つまりあなたは一人ではなく、その行いはその砂場を管理する人によって見られていた(観測されていた)。

あなたはできた山や川(y)がゼロになったことを悔しがっていたが、砂場を管理する公園や幼稚園・保育園のルールでそうなっていて、あなたはそれを知らなかっただけだったのだ。

やっぱり人生そんなに甘くないよね

このように、人の成果は自分自身の行いだけではなく他人の行いや外的要因、あるいは有形無形のルールや、運命というナニカ良く分からないもので突然コロッとひっくり返ったりもする。

上で書いた砂場で起こり得る出来事は、ごくありふれたことではないか。

つまり自分の仕事に協力してくれる人が現れたり、うまく物事が進んでいると突然横やりが入ったり、ルールによって縛られるという事象は、程度の差はあれ誰もが一度は経験したことがあるはずだ。

さて、前置きが長くなったが本題に入ろう。

問題解決の糸口を見つけ出すための6つのプロセス、うち後半3つ

・実験装置および解析対象物を力学の視点から詳細に観察する(占術と現実のすり合わせを行う)
・解析と実験結果との比較をすること(占術と現実の比較)
・力学および数学の歴史を勉強する(過去の偉大な占星術師の成果を知る)

プロセスその4:実験装置および解析対象物を力学の視点から詳細に観察する

これにより、正しい境界条件の理解と解析の精度を事前に把握することができます。

実験装置で得られた現象を解析で再現するということは、よく行われます。

しかし、実験と解析値が一致することは稀です。

これは、実験装置を正確に把握していないため、解析の境界条件が適切に設定できないことが主な理由になっているからです。

インド占星術で言い換えると・・・占術と現実のすり合わせを行う

これにより、技法適用の正しい条件の理解と占術の精度を事前に把握することができます。

その人が現実で起こった出来事をインド占星術の技法と照らし合わせるということは、よく行われます。

しかし、現実をある技法だけで説明しきれる、もしくは一致するということは稀です。

これは、現実で起こった出来事を正確に把握していないため、技法の選定、適用範囲が適切に設定できないことが主な理由になっているからです。

プロセスその5:実験装置および解析対象物を力学の視点から詳細に観察する

結果が一致しない原因を推測し、推測通りであるかどうかを確認して見ます。

実験で意図した結果を出すのは、非常に難しく、また熟練を必要とします。

計測器のファインチューニング、適切なセンサーの選択、センサーの取り付けなどには細心の注意を払わなければなりません。

さらに、実験結果を設計に役立つ情報に仕上げるには、結果の補正や分析が必要になります。(中略)

結果の品質をどこまで保証できるかがポイントです。

インド占星術で言い換えると・・・占術と現実の比較

占いの結果と現実が結果が一致しない原因を推測し、推測通りであるかどうかを確認して見ます。

占術で未来の予測を意図して出すのは、非常に難しく、また熟練を必要とします。

占星術師自身の状態、適切な技法の選択、技法の適用範囲などには、細心の注意を払わなければなりません。

さらに、占いの結果を人生を生きる上で役立つ情報に仕上げるには、占った結果の補正や分析が必要になります。(中略)

占った結果の品質をどこまで保証できるかがポイントです。

プロセスその6:力学および数学の歴史を勉強する

過去の技術者や学者が何を発見し、どのように問題を解決したかは、今の問題解決にも役立つと考えられます。

インド占星術で言い換えると・・・過去の偉大な占星術師の成果を知る

過去のインドの聖者や占星術師が何を発見し、どのように問題を解決したかは、今の問題解決にも役立つと考えられます。

後書き

以上、難しい言葉がたくさん出てきましたが、この段階では気にせず勉強を続けてください。

有限要素法を勉強するためには、多少の根気が必要です。

なぜかというと、有限要素法の基本を習得するためには、力学、ベクトル演算、(難しいので中略)・・・を勉強する必要があるからです。(中略)

本書を隅から隅まで勉強することで、きっとあなたも立派な技術者になります。

もし、あなたが学生なら、将来立派な技術者になるでしょう。

もし、あなたが既に技術者であれば、有限要素法はあなたの技術的センスを高めてくれるでしょう。

いつの世も、あなたを支えてくれるのは、あなたの技術力です。

さあ、明日からじゃなく、今日からFEMの勉強を始めてみませんか。

インド占星術で言い換えると・・・

以上、難しい言葉がたくさん出てきましたが、この段階では気にせず勉強を続けてください。

インド占星術を勉強するためには、多少の根気が必要です。

なぜかというと、インド占星術の基本を習得するためには、

カルマの法則、

人生の4つの目的(ダルマ、アルタ、カーマ、モクシャ)、

ハウスの象意、

星座の象意、

ナクシャトラ、

7つのカーラカ(AK ~ DKまでの表示体)

各種ダシャー、

各々の技法の適用範囲、

などを勉強する必要があるからです。

本ブログを隅から隅まで勉強することで、きっとあなたも立派な占星術師になります。

もし、あなたが見習い占星術師なら、将来立派な占星術師になるでしょう。

もし、あなたが既に占星術師であれば、このブログに書かれているアイデアはあなたのインド占星術的センスを高めてくれるでしょう。

いつの世も、あなたを支えてくれるのは、あなたの技術力です。

さあ、明日からじゃなく、今日から運命を表現できる方程式の勉強を始めてみませんか。

所感

最後の後書きの部分は露骨な本ブログの宣伝になって申し訳ありませんが、半分本音です。

CAEと関連する記事は次でいったん区切りがつく予定です。

 - 考え方