登山家・栗城史多さん

      2018/06/23

2018年5月21日、エベレスト登山中に滑落し死亡した登山家・実業家の栗城史多さんのことが気になり、調べることにした。


Name: Nobukazu Kuriki
Date: 1982/6/9
Time: 0:00 AM (around)
Place: Imakane, Japan (140E0, 42N25 / GMT+9:00)
Occupation: Mountaineer and Entrepreneur
Sex: Male

Died: 2018/5/20 or 21 (aged 35)
Place: Mt. Everest, Nepal (86E55, 27N59 / GMT+5:45)

3行でまとめ

・出生時間を0時0分とした場合、その半生はおおよそ説明できそう
・死亡時のダシャーやトランジットが教科書通りで却って違和感を覚える
・死期の予測に得られる占星的な何かを期待したが、そんなものはなかった



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どんな人

登山家としては賛否両論の評価。

実業家としては株式会社たお代表取締役として、自身の登山経験をもとにした「冒険の共有」をテーマに全国で精力的に講演活動を行っていた。

「冒険の共有」をテーマに全国で講演活動を行いながら、年に1、2回ヒマラヤ地域で高所登山を行っていた。2012年10月に西稜ルートから4度目の挑戦も強風により敗退。この時に受傷した凍傷により、のちに両手指のうち9本を第二関節まで切断。2018年5月に8度目となるエベレスト登山を敢行したが、途中で体調を崩して登頂を断念。下山中の同月21日にキャンプ3から下山中に滑落死した。(Wikipediaより引用)

栗城史多という不思議
栗城史多という不思議2
「賛否両論」の裏側にあったもの

(以上、、登山ライター森山憲一氏のブログより)

栗城史多まとめ @ ウィキ

(諸情報のまとめサイト)

大学の先生が栗城史多さんの思い出を語る

(大学生時代の恩師が語る当時の人物像。マハーダシャーは太陽期)

登山家としての素質

本人の過去のブログに記載のプロフィールに基づくとみずがめ座ラグナになるが、死と隣り合わせの過酷な状況に立ち向かう登山家としての適性を見ると残念ながら大きな疑問が残る。

ラーシではラグナロード土星は3・10室支配星のマーラカ火星と8室でコンジャンクト。8室支配星の水星は逆行し、7室支配の太陽と同居で凶星化、さらにコンバストの状態で4室在住、2・11室支配の逆行するマーラカ木星からアスペクトを受けている。またケンドラには4室の凶星2惑星しかない。典型的なアリシュタヨーガである。

水星には他にも大きな問題があり、ムリチュバーギャの度数に極めて近く致命傷を負っている。批判者からは登山家としてフィジカル、とりわけ心肺機能が弱いことを指摘されていたが、これはその象意の表れでもある。

トリシャダ(3室、6室)に凶星が在住していない。これは努力や過酷な重負荷のトレーニングに耐えられないことを意味する。一方で木星が9室在住で1・3・5室にアスペクトし、2・4・6室に逆行アスペクトし、さらにラグナロードと10室支配の火星にも影響を与えることで空回りの上昇志向を与える。

また木星は土星から数えて2室目に在住なので、弁は立ち、スポンサーや多くの後援者を魅了した。協力金やファンからの応援など、有形無形の手厚いサポートを受けられたのはこの木星のおかげ。しかし2室支配のマーラカでもあるので、この象意が結果的に栗城氏を追い込み、死をもたらす一因になった。

エベレスト挑戦時の登山情報をつまびらかにしない秘密主義的な側面は、12室支配のラグナロード土星と10室支配の火星が8室在住から来ている。

しかしこれらの(栗城さんにとって隠したいと思われる)情報は有志によって解明・暴露され、様々な矛盾点がインターネット上で指摘された。これは7室(他人)支配の太陽が8室支配の水星と共に10室から数えて7室目の4室に在住し、「行い」の部屋である10室に対面アスペクトによって監視しているため。

ナヴァムシャでも火星と土星の相互アスペクトによる強い絡みと、木星がそれら2惑星へ影響を与えているのが見られる。

ダシャーの変遷

ヴィムショッタリダシャーで本格的な登山活動を見ると、大きく2つのマハーダシャー時期に分けられる。

・月期(2005 〜 2015)
・火星期(2015 〜)

月のPACは良い。「達成・成就」の11室にケートゥと共に在住し、3・10室支配の火星から4番目のアスペクトを受けている。

11室支配星の木星は「収入」の2室も支配しトリコーナ9室在住、3室から4・9室支配の金星がアスペクトバックしており、吉星同士で3-9軸を形成している。

しかし前述の通り過酷な状況を乗り越える力に乏しく、2009年9月(月 - 木星期)より開始したエベレストへのアタックは失敗の連続に終わっている。

4回目、2012年10月のエベレストアタック時(月 - 水星期)に指に重度の凍傷を負い、2013年11月から2014年1月(月 - 金星期)にかけてに両手指9本を切断。

その原因はスマートフォン操作のために指出し手袋をはめていたからとも言われる。

もし真実であれば、一連の行為は登山家の行いとしてはにわかに信じがたい。


左手5本手術時のトランジット(2013/11/29)


残りの右指4本の手術時トランジット(2014/1/6)

いずれも火星がD-1のラグナロードにトランジットしている。

マハーダシャー火星期(2015年)からエベレストのアタックを再開。前述の森山氏によれば、指9本を失ってからの5回目以降のアタックは、以前の月期のそれよりもアンコントロール(支離滅裂)になっていったと分析している。

死亡時の推定ダシャーは火星 - 土星 - 水星期、トランジットは以下の通り。

水星は前述通りムリチュバーギャで致命傷を負っている。その水星には7室支配星の太陽がトランジット。木星と土星が逆行し8室にアスペクト。火星がD-1の12室でケートゥとコンジャンクトし、3、6、7室にアスペクト。

死期を予想できるか(できたか)

今回の調査の目的は、死期に見られる占星術的な惑星のコンビネーションを発見するためだったが、結論から言えばそんなものは見つからなかったし、見つけられなかった。

今の自分の力では、「栗城氏の身体に関わる重大な事故やトラブルが予見される」が限界で、「死に至る」とまで言い切ることはできない。

前者と後者では、そのリーディングの力に果てしない差異が存在する。

もしこの8回目のアタックで栗城氏が「死亡する」と断定できる(できた)占星術的な理由を説明できる、という方がいれば教えてほしい。

私の予想では、プロ・アマを含めこのブログの読者(日本人を想定)に該当する方は残念ながらいないと思う。

更なる分析

そもそも登山は、その難易度に関わらず一歩間違えれば死ぬ危険な行為と自分は認識している。

2018年5月末、新潟県の五頭連山で下山中に遭難死した親子が発見された。アタックしていたと思われる松平山の標高は954メートルと比較的低山の分類に入るものの、以下の情報を知ることで決して油断してはいけないことが分かった。

参考記事:

新潟県阿賀野市で親子の登山者が遭難に思うこと。侮れない低山の怖さ
知っておいて損はない。遭難してスマホが通じてた場合にやっておいた方がいいこと

以下の要素について詳しく分析していけば、登山者の100人に1人は死んでいるエベレストにアタックし、8回目にして亡くなった占星術的な理由が少しは見えてくるかもしれない。

・8回アタックして、7回目までは生還でき、8回目に滑落死した
→ 各々のアタック時のダシャーとトランジット
→ 1~7回目までと、8回目のアタックの本質かつ決定的な違いは何か

・特に4回目のアタック時の精査
→ 後に指は失うが生還した。エベレストアタックのインターバルの要因となった出来事

・分割図の分析(D-10、その他)
→ そもそも登山を生業にした根本の思いや願望
→ 登山でなくても、実業家としての側面や業績を鑑みると、生計を立てる方法は他にもあったのでは?

終わりに

今回のリーディングで、KNラオ先生が「占星術家は死に関する予言を避けるべきです」と言及する理由が少しだけ分かったような気がしました。

理由は、「死期はその人が選択可能な自由意思に基づく行いによって変わる」と考えているからです。

ホロスコープを読んでいく中で、私は栗城さんが選択できる自由意思の範囲で、自ら「登山」という危険な要素を仕事に加えたと感じています。

栗城さんは実業家でもあります。その才能はスポンサーの数や応援者の声援の大きさを見れば明らかで、その能力に「登山」は必然だったとは自分は思えません。

職業に死に至る危険な要素が少なければ、例えば栗城さんが一般的なホワイトカラーに相当する職種であれば、「栗城氏の身体に関わる重大な事故やトラブルが予見される」という予想が、病気やけがといった死には至らない別の要素で発現していたのではと思っています。

もし「登山」という手段を選んだのが運命論的なものと仮定した場合、その占星術的な背景は文字通り「神のみぞ知る」というのが今の自分の考えです。

 - 著名人